自分で出来るアレクサンダーワーク

今回は、僕がアレクサンダーテクニークのレッスンを受けていたとき、グループレッスンといって先生に誘導してもらいながら行っていたワークを紹介します。

 

自立訓練法やマインドフルネスに近いものですが、目的がもしかしたら違うかもしれません。

上記のものではリラクゼーションや瞑想といったことが目的になりがちですが、アレクサンダーワークでは身体に意識を向けること自体に目的があるという感じです。

 

何故なら普段身体というものをどのように意識(認識)しているか省みる習慣がないからというのがその理由です。

 

運動や体操などでも身体に意識を向けている形にはなると思いますが、もっと静的で繊細なそれという感じです。

 

身体の各部分の繋がりを取り戻すという意味合いもあります。

それは身体への認識を再確認していく作業ともいえます。

 

 

それでは早速実践編へ

↓↓↓

 

仰向けに寝て、膝を立てます。

 

しばらく休みます(または待ちます)。

 

落ち着いてきたと感じたら始めて行きます。

 

はい

それでは頭に意識を向けてみてください

意識を向けるだけでいいです

頭はどこにあるかなぁという感じ

後頭部、前頭部とあります

 

次は耳です

両耳に意識を向けていきます

耳の裏側の方が感じ易いかもしれません

 

次は額です

額はどんな感じかなぁというのに意識を向けてみてください

 

次は目です

目は、目の周りの骨に意識を向けます

上側と下側があります、触ってみてもいいです

 

次は鼻です

鼻骨に意識を向けてみてください

鼻はどの辺りまで高さがあるか触ってみてもいいです

 

次は頬骨です

頬骨に意識を向けてみてください

頬骨は、出来れば触ってどの辺りにあるか確かめてみてもいいです

 

次は顎です

顎は耳の前の蝶番から、顎の先の方まで感じていってみてください

プラス、耳から下へなぞるとカクッと尖っている骨を触って確かめてみるのもいいです

 

次は口腔内です

口腔内は舌で上の歯の裏側、下の歯の裏側をなぞって確かめてみてください

そして上顎、口腔内の上の方を舌でなぞって広がりを確かめます

口腔内は思っているより奥まで広がっています

その空間に意識を向けてみます

 

次は背骨です

尾底骨から上方向に感じていってください

背骨は感じにくいかもしれません

両耳の間辺りまで続いてます

 

次は鎖骨です

鎖骨は胸の上部に左右に広がっています

それを触って確かめてみてください

 

次は肩甲骨です

肩甲骨は背中側の左右に羽みたいにあります

肩甲骨の方に意識を向けてみてください

 

次は腕です

腕は上腕と前腕があります

上腕は肘の方へ向けて感じていってみてください

そして前腕は手首から肘の方へ向けて感じていってみてください

そして両手に意識を向けます

 

次は肋骨です

肋骨の広がりを感じてみてください

触って確かめてみてもいいです

下は遊離肋骨まであります

 

次は骨盤です

腸骨の辺りを感じていきます

その辺りを、どんな感じかなぁと意識を向ける感じでいいです

 

次はお尻です

お尻に意識を向けていきます

一個として感じていたりしますが、お尻は左右に別れています

 

次は股関節です

股関節はどの辺りかなぁ、どんな感じかなぁというのに意識を向けていきます

股関節は感じにくいかもしれません

探ってみてください

 

次は太ももです

太ももは付け根から膝の方へ感じていきます

 

次は膝です

膝に意識を向けます

少し高めに感じるといいです

膝の裏側も感じてみてください

 

次はくるぶしです

足の左右に骨がポコっと出ているので、そこに意識を向けてみます

 

次はかかとです

かかとに意識を向けます

 

そして足です

かかとから足先へ感じていきます

 

 

しばらく休みます

 

 

そうしたら、さっきまでは身体の各部を感じていきましたが、今度は身体全体に意識を向けてみます

 

漠然とこれが身体全体かなぁーという感じでいいです。

しばらく身体全体を感じてみてください

 

お疲れさまでした👏👏👏✨

 

これでひとまず、自分の身体全体をチェックしたことになります。

 

意識を向ける中で、感じにくかった箇所、硬直感などがあっても、それをそのまま意識で捉えるという感じでいいです。

 

意識を向けるだけで、そこをどうにかしようとしなくて大丈夫です。

身体の各部が認識(認知)されていけば、ちょっとずつ身体の各部の状態を正確に捉え始め、自然に調整されていくと考えてもらえれば良いかと思います。

 

※継続や根気がいったりしますが、やっていく内に慣れてきたり(スピードが上がっていく等)、もしかしたら意外な発見があったりするかもしれません。

 

折に触れてやってみてください。

 

お読み頂き、ありがとうございました❇